Excelで「翌月25日」を入力する方法(関数一つで実現)

Excelファイルで「翌月末」を入力する方法は、前の記事で扱いました。

Excelで「翌月の末日」を入力する方法(関数一つで実現)
しらひとEOMONTH()関数を使えば、思いのままです経理関係のExcelファイルで「翌月末」を入力したくなります。でも、翌月末が30日なのか31日なのか考えると大変じゃない?そこはExcelも想定された使...

では、翌月25日を入力するにはどうすれば良いのでしょうか。

DATE()関数を使う

DATE(年, 月, 日) の形で入力します。

DATE(2021, 5, 9) → 2021/5/9
これは当たり前ですね。

各数字に計算式を入れることができます。

DATE(2021, 5+1, 9) → 2021/6/9
月に 5 + 1 と入力したので、6月となっています。

各数字はセル参照もできます
例えばA1セルに日付 2021/5/9 が入力されているとすると

DATE(YEAR(A1), MONTH(A1)+1, 25) → 2021/6/25
これで、翌月25日を入力することができます。
YEAR()はセルの年を取り出し、MONTH()は月を取り出す関数です。

ここから面白いことに、日付の範囲を超えてしまうことも可能です。

DATE(2021, 15, 9) → 2022/3/9
2021年の15月は、翌年の3月に、自動的に変更してくれます。便利ですね。

さらにさらに、ゼロやマイナスの数字になっても大丈夫です。

DATE(2021, 5, 0) → 2021/4/30
0日は1日の前の日なので、前月末日になります。
DATE(2021, 5, -1) → 2021/4/29
-1日はさらに一つ前の日なので、前月末日の前の日になります。

「翌月末日」を得たい場合は、以下の記事を参照ください。

ここまでの話しから DATE(YEAR(A1), MONTH(A1)+2, 0) で翌月末日になるよね、と分かる人は、ここまでを完璧に理解してます。

ただ、翌々月の前月の末日、という記載方法なので難解ですよね。
EOMONTH() という末日を扱う専用の関数をご紹介しています。

Excelで「翌月の末日」を入力する方法(関数一つで実現)
しらひとEOMONTH()関数を使えば、思いのままです経理関係のExcelファイルで「翌月末」を入力したくなります。でも、翌月末が30日なのか31日なのか考えると大変じゃない?そこはExcelも想定された使...

Excelを何のために使うのか、を考えることも大切

Excelは関数を活用して効率化できますが、実は、そのファイルって何のために必要なんだっけ?と考えることのほうが重要だったりします。

「どう作るか」に加えて「何を作るか」も書かれていたこちらの本は、個人的にオススメでした。

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