ワクワクしますね
NFTによるデジタルアート取引の革新については、以下の記事をご覧ください。
まず、本来価値のあるデジタルデータが正当な価格に取引できるようになったことは喜ばしいことです。
その上で、これからどうなるのか、私なりに想像してみました。
アナログデータよりもデジタルデータのほうが価格が高くなる
これも絵画がイメージしやすいと思います。
アナログデータは不正コピーが「困難」ですが、デジタルデータは不正コピーが「不可能」です。
また、真贋の判定もアナログデータは「困難」ですが、デジタルデータは「容易」です。
「人は、不正コピーされるものにお金を払わない」ということが真ならば、デジタルデータのほうが価格が高くなります。
デジタルデータに、いわゆるブランド品が登場する
ブランド品のスマホケースってありますよね?
でも、ブランド品のスマホ壁紙データってありませんでした。
これも、不正コピーの問題が回避できるとなれば、間違いなく登場してきます。
「偽物の判定」が簡単になる
技術的には、疑いなく簡単になります。
一方で、本物か偽物か、誰の目からみても簡単に明らかになる世の中は来ないかもしれません。
「車で、制限速度を超えると警告が鳴る機能」が無くなったように「ブランド品のスマホ壁紙データを不正コピーして使ったら警告が出るスマホ」は正しいかもしれませんが、浸透しないかもしれません。
「実用上の差がない偽物」に対する向き合いかたは引き続き問われる
完全なコピーができないとはいえ、1ピクセルも違いがないデジタル絵画のコピーは引き続き可能なのです。
デジタルアート美術館ができたとして、目に入る情報は全く同じであっても「やはり本物は違うね」と評するのが正しいのかどうか、私には分かりません。「本物であること」の満足感は品質とは別にあり、やはり貴金属やブランド品に近いのだろうと思います。
「コピーを困難にする仕組み」は依然として必要
完全なコピーができないからといって、実用上の差がない偽物を簡単にコピーされてしまうことも、やはり価格を下げてしまいます。
デジタルデータのコピーを難しくする仕組みつくりは、従来通り、または従来以上に、必要になります。
技術革新で何が起きるかを考えるのは楽しいですね
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